9月号
520/608

TIL〆、tv つるうめもど主花材の扱いと工夫花材…仏語擬(錦木科)ひ白げな菊でし(一』菊科)髭撫子諸問桃色(撫子科)濃紺陶花瓶問頁のパンパスグラスは、穂先を少し切りとることで次の段から山た初々しい穂を生かしている。六百(で左に大きく出した誌梅擬は、もともと立派な一本の蔓であったので、枝先をぐるっと巻いて途中の枝にひっかけることで切り分けずに使った。花材を手に持ったとき、まず悪くなった花や葉を整理するのは当然として、小枝を残すか整理するか、二つに切り分けるかそのまま使うか、考えながらいけ進むわけだが、これがなかなか難しい。臨機応変にというわけだが、根本には「花材の個性を引き出す」「いきいきとした生命感を大切にする」「品格を失わず、丁寧で清潔な扱いをする」これらのことを心掛けてほ六頁の投入も最初は蔓梅擬を二つに分けて二カ所に出そうかと考えたが、枝を見ているうちに切れなくなってきた。一カ所に大きく伸ばしただけの単純な構成になったが、蔓の生命力を引き出せたようだ。こういう駆け引きが、いけばなの楽しみの一つでもある。花器やがて実の殻がはじけて黄色又は権色の種チが顔を山す八6頁の花〉仙渓O

元のページ  ../index.html#520

このブックを見る