9月号
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いびやは寸、r寸りんどうグルlムのすぐ横で、毎食私ながら占そができるようになったのは、庭の薄のお陰なのである。植えであったのは、リビンの日の前で、その月、そのUの姿を見せてくれていたのである。三月に入ると切りつくされ、使いつくされた薄は二十γほどの枯れ茎だけになる。だが少し暖かくなると、の聞から新芽が伸びはじめてくる。四十数年前、桑名に情たことがある。長良川、木骨川、持斐川が合流して一本になって、伊勢湾に流れこむ河口の町だが、対岸にぜが一年日以k茂っていた。秋には枯れ色一色、そして、春になるとその枯色の裾から新芽の若緑が萌え上がってくるのを見た。おそらく、私が植物の生命の力強い美しさにはじめて気付いた春だったのだと思う。一年中窓の横で育っていた薄にも同じ美しさを感じたのも、その所以だろう。大半な薄は、家の改修の時、移し変えたが、−a年で芽が山なくなってしまった。梓わりに勝を他、えたが艇の椿は枝でも切ると樹形が整わなくなるので切らない。ノ《、。作例に使った龍謄は最近出秋の色に風を加えて〈7頁の花〉能脆の原生種は北海道から本州、四国、九州まで分布域も広く、種類も多い。正確に一ぶうと、龍謄科・龍脈属の龍謄は日本の各地の野山の林の中や、草地でよく見かける紫色の花で、咲くのは九月から十月にかけた季節。切花として売られているの3そは交配種の花で、原生種より早く開花させて初夏から花屋に並んでいる。従って龍謄の季節というと秋山単の部類に入る。紫色系の龍謄は他にも各在あるが、北海道から本州北部や中部地方の高山帯で八月から十一月まで様々な品種が咲はじめた園芸品種で、白地に淡青紫色が、ぼかし模様に入った美しい花である。この花色を引き立てる花として秋色の花としておみな、えし。そこに秋の風の動きを見せる矢壮一円薄をそ、えた。聞け欣した風通しのいい部厚に飾りたい。花材龍脆おみなえし矢筈薄花器淡茶色焼き締め水盤楼子7

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