9月号
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ひぱ檎葉花型草の真副流し花器煤竹す筒生花の稽古はまず真の花型で、真、副、留(序、破、急)の三体の構成をしっかり覚えた上で行の花型に進んで行く。その二型の花型は大笠十年で理解できるようになるが、まあまあという形にいけられるようになるには、一わたりの花材をいけ終、える一年を過ぎる頃から、だろう。その過程で、例えば匙右なら春先に真の花型をいけ、初夏には行の花型を習い、秋の社右で草の花型を知ることになる。この檎葉の生花の作例は真、行と習い覚えて草の花型に進んだ頃の花型である。そして生花を本当に面白く感じられるようになるのはその時期からのことである。更に進んでまとまりのっけにくい花材で草の草の花型になるのだが、そこからは自分の力で切り開いて行かなければならない。5 i;:im;み留

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