8月号
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←Vi『,n,L】。FVU・上川4J1ム事中4(、え守ゐ。紅色と薄紅色仙渓店糸本の泌紅色の花松が胤に括れる。軽やかで可愛くて、華やぎのある花である。苔ザ微科・吾亦紅属の多年草で日本の中部地方に分布する。唐糸草の垂れる花穂に、矢筈薄の葉を添わせると、しだれるもの同志がつくる而’けい宅川が・生まれる。粗く編んだ能に、唐糸草の花穂を短冊をぶら下げるような心持ちで挿し、その後ろから矢筈薄をかぶさるように出す。業に人る斑の形が矢砂川に似るのでこの名があるが、前・万に柴を集めると白い斑が涼しげに見える。そこへ鉢から切った紅額紫陽花を加えると、紫陽花の濃い紅色で唐糸草の薄紅色がより鮮やかに見円然の色を味わう軽やかな能花器唐糸草矢符薄紅額紫陽花四海波能花入8頁下段よりつづき)アジサイ、青竹、シャクヤク、テッセン、ボタンなど色とりどりの花がさまざまな花器の中で生かされ、色調と形全体のバランスを考えながらひとつの作品に完成。距離をおいて眺めてみたり、近寄って修正をしたり、それぞれに生ける人の感性が込められ、引点の作品が美の競演。花展前日には山展者たちが花を持ち寄り、生け込み作業に追われた。9

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