8月号
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第三種郵便物認可桑原専慶流いけばなテキスト山号1999年8月1日発行(毎月I凶1日発行)桑原市守慶流印象元発行定価五OO円一止体真主型をいけばなを習い始めて、まず白取初にいける花型は立体真主型である。そして次々と基本花型を覚えて自由花型に進む。そこまで到達してから基本花型に一戻ってみると、初歩的な段階では考えられなかったような花型をいけられるようになったことに気付く筈である。この成器化がその一例である。立体真主型の骨組になっているクッカパラの葉は9枚使っているが、初級者なら胴か留に2枚か3枚というところだろ、っ。9枚のクツカバラの、?ち、葉の最大の1枚を真の主枝にしたが、葉柄の長さが足りないのでカトレア・ホルダーで持ち上げ、奥行にもう一枚加えた。副は2枚、胴は正面向の葉の奥にもそえて3枚。留2枚。中間と控には3本のジンジャーを立ててみた。緑とピンクだけの盛花だが葉を使いこなす稽古のための作例である。花器白色粕紫文深鉢花材クツカパラジンジャー

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