8月号
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てカみi2姫ぢ林l檎ご姫林檎は北日本に野生する《蝦夷の小林檎》と《大林檎》の雑種といわれ庭木や盆栽にされている。林檎属は薔薇科の樹木だか花を観賞するのか花湘棠。小さな実の美しさか愛されているのか実海棠とその仲間の姫林檎や欧米秤のクラプ・アソプル。食用に植えられているのか林棉の木である。ところで、海棠の歴史はいけ花と共に始まっているらしく‘i至町中期以後の「仙伝抄」等いけ花の伝書によってその名か初めて記載され‘品種は実海棠だということである。いけ花の伝書か渡米柏物の渡来年代を推定する上で巫要な手懸かりとなっている例はかなりあるように思われる。^表紙の花>七月の初句に‘アップル・グリーンというのだろうか‘艶々した果径2丑/ほどに姫林檎の実かふくらむ。実った姿はかわいいか‘小さな実でも数か多くなるとかなり重いので底面の大きい花瓶に水を口厄まで一杯に注ぎ、重量の配分をよく考えてしっかり留めなければならない。どっしりと据わった花瓶から力強く立ち上かった姫林檎には大輪の百合を量感豊かに添えて華やかに彩りたい。鹿の子百合の開花七輪と醤二閂ーはなかいとうか、どう

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