8月号
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これに青葉の〖→柳R白い手ぎねの形の花瓶に、オ、‘‘ナエシ、ススキ、白花のキキョウ三種の生花である。花器に調和して清涼な感じの花ということが出来る。秋草という日本趣味は自然の情紹と、静かな雅趣と、またその中に優婉な味わいがあって、古い絵にも多く画かれ、衣服の図案にもみなれた、代表的な美の情紹ということが出来る。九月は秋草の季節といわれるほど自然に山野の花が咲く。この季節に写真の様な化花を活けるのも、仝<びったりとした描写といえるとn然思う。在の花の数かさもよい。夏の花の浣渕とした色彩も好ましい。秋の花の冷え冷えとしたうるおいの中に、やがて紅菜の終未を迎えるわびしさも、いけばなの四季の風雅といえるだろう。ききょうR R河骨を盛花に活けた。この花は一種ではなんとなく堅い感じになりやすくや、浜萩の白い若葉、青楓のみどりなどを添えて活けると、すがすがしい美しさが感じられるように思っ゜この盛花は河骨の研究会のときに活けた花だが、一稲生なればこんなに活けることになる、といった参考例である。水面に沈む葉など清涼な感じがしてよいと思う。R 、R おみなえし河骨の盛花すすきR 12

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