7月号
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リアトリストルコ枯便花型行型二種挿花器紺色ガラス水盤リアトリスを和名で呼ぶことはないが、一応行合前と名付けられている。細長い茎についた花の−つをとって見ると、和名辿り小さな術のような形をしている。今から八十年くらい前に日本でも栽培されるようになった。花の色は淡紫紅色と白色がある。切花として栽培されているのはリアトリス・スピカタという品種で、六1七卜弓ぐらいの長さで売られている。開花期は初夏で花茎はよく見れば多少曲がっているが直線的に伸び上がっている。枝を選ぶ場合、真にはやや細く、携めやすい一本を選ぴ、何度にも分けて少しずつ其のくの字形に曲げる。作例のリアトリスは真、内副、副、副の沈み、胴の五本で、留にはトルコ桔梗を二本挿し加えている。リアトリスは、一本の茎から多数の分枝が出ていて、その頂点のそれぞれに一輪ずつ花が咲く。あまり横には張り出さないが、適当そうな枝を選び出して留を作る。内副申り島FA仙粛7

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