7月号
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中苓つ。竹島百合黒百合花器淡背利水盤花型行型二種挿六月半ばから七月初旬の僅かな期間、花屋に竹島百合が出てくる。花そのものは、日本の百合を欧米で作り変、えられた園芸品種のように華やかではないかもしれない。だが、ほんの一時期しか手に入らないこの竹島百合をいけていると、日本海の小島で咲いているときの空の青さや、潮風の香りを想像してしもしこの百合を欧米で品種改良されたら、花、だけは立派になるだろうけど、五段ほど輪生する葉はあまり大事にされず、竹島百合独特の容姿が失われてしまうかもしれない。この作例では竹島百合と黒百合。百合向上のて種挿しにしてみた。竹島有合はある程度高くとらないと、その姿の良さが出ない。留側には他の草花をそえたいが、オレンジ色の花に合う花は少ない。丁度茎のしっかりした黒行合があったのでそえてみたが、どうやら配色はよかったようである。又来年いい竹島百合に出逢いたいものである。仙費6

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