7月号
426/579

ちんしばいにわななか・どほざ与ななか掌どぎくる珍至梅桔梗一一瓶飾り宝L具の枝は太枝から小枝が出た姿花型副流し二種挿花器モロッコ製陶花瓶向梅の花を小さくして枝先に集めたような珍至梅は、軽やかな葉の広がりが清々しい。花屋でチンシパイと呼ばれるものには中国北部原産の庭七竃(俗名、珍至梅)と、日本の北海道と本州北部および中国東北部原産の穂咲七竃があり、両者はほとんど見分けがつかない。どちらも喜被科穂咲七竃属で、の属の仲間は東アジアと北アメリカに約叩種が自生している。のもので、花屋で1m印佃ほどの長さで売られていた。これくらいしっかりした幹だと生花にいけても水揚げもさほど心配はない。花器はモロッコの民芸陶器。青一色の絵付けがシンプルなので、大使公邸の展示用に買い求め、外で切つてきた石棺の生花をいけた器である。モロッコでは意外に花がよくもち、石橋の濃緑の葉と朱色の花も数日美しく楽しんでいただけたそうである。珍至梅には器の青い模様との映りを考えて結梗を控にいれた。八日頁の花V和則花材左からランタナ(斑入り葉)下野二色ベルデッセン和則色こ10

元のページ  ../index.html#426

このブックを見る