7月号
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た人しゃ‘、9.Itか"けせいtうしゃ,‘',たけかん2山の華四月の下旬、大和の長谷寺へ行ったとき‘牡丹の満開には少し早かったか‘淡いピンクの石楠花か丁度見頃だった。日本種の石楠花である。日本の山に自生する石楠花は白馬岳等に見られる黄花石楠花以外は概ねピンクか白に近いピンクで、ヒマラヤ山地か原産で、ヨーロッパで多数の交配柿が作り出された西洋石柚花とくらべると清楚ではあるが種煩か少なく変化に乏しい。又品種によって葉か使いものにならないものもある。その点西洋石柚花は赤‘紫、白、混色かある上に葉も良い。しかも日本種の石楠花よりも栽培か容易なので季節には多量に鉢植か出荷されているので仇重になりつつある日本の石柚花は山で眺めるだけにしておきたい植物である。その意味では岳樺も仇重な柏物だが他に変えようのない美しさをもっているので、つい花屋に注文してしまう。白樺よりやや茶色っぽい木肌の柔らかい色相、一と枝‘一と枝か見せる高山ての厳しい生長の過程。その姿には海辺の岩壁に懸かった松に通しる植物の生命力を感じるが、松には逗しさ‘岳樺には明るい清澄感か漂っている。花材岳樺西洋石楠花花器黄土色花瓶11

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