7月号
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止dj・睡蓮株分け←ロ】7タリアトリス蒲・睡おん紫苑は七種伝の一つで、一年目には根出葉のみが地下茎から出て、翌年更にそこから伸びた地下茎から花茎が立ち上がる。生花ではその出生の形をとって、葉組の後に花茎を立てる。三花の場合まず真、見越、真囲、副の四枚を一株に組みその後に花茎を立て、その前に胴の花茎を立ててから、胴と胴の沈みの二葉の表を内向きに組んでそえ、留、総困、控の三葉の後に控の花茎を立てる。株分け蒲蓮蒲は水辺の草なので出生の共通する水草を選んでとり合わせるが図例には睡蓮を使った。蒲の生花はなるべく高くいけた方が出生に合っていて葉の線が美しい。水際は水盤の片方に寄せ睡蓮の葉をひろげる水面を大きくとっておく。菊科の叡翫献科に属しリアトリスの茎は直立する固い直線状の花材である。境めのむつかしい花材なので、わずかな自然の曲がりを利用して形をまとめたい。リアトリスは花色が大変強いので、とりあわせる花材は淡色のものを使いたい。季節のものとして留を長くのばせる貰カラーは配色のよい副材である。リアトリス紫苑しヒ’t10

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