7月号
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一房酸塊ふさすぐり選ぶ。(作例のトルコ結使は紫一かかったピンク)トルコ桔ききょう梗控ぜJ花型副流し花器紺色ガラス花瓶房酸塊はヨーロッパ原産の落葉低木で果樹として広く栽培されている。日本への渡来は四世紀末だが果樹としてはあまり利用されていない。花材として利用されるのは開花期の四j五月ではなく、六月に入って実が赤熱してから出荷される。枝物花材としての性質は同じ雪の下科の舵日出金手とよく似ており携めやすいがきつく曲げると実の重みに耐えられないので注意を要する。赤く熟した実の色が見所なのだがそのためには多過ぎる葉はかなりの量をすかさなければならない。又、一種挿よりも、明るい感じの洋花類をとり合わせた方が房酸塊は美しく見える。そして素直な枝振が多いので変った形をとらず留流しゃ副流しにいけ実の色と葉の量を考慮に入れてとり合わせる控の花の色を総図/留二種挿7 ふ

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