7月号
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マギ2ー>;9-七月に入ると‘私の仕む中京‘宇町一帯は毎日のように町内の世話役から祇園祭の柑価に呼び出しかかかる。山や鉾を立て、その飾り席を手分けしてこしらえ、それぞれの家も肝風を拡げて花を飾る。化は杜鳩州というのか昔からの仕来たりになってはいるが、実際にはもっと涼しそうな"Fr-9化がいけられていることが多いそんな場で泊々しい涼しさを感じさせるのは‘なみなみと水のはられた大きな水盤にいけられた太閥や風に叡畠叩である。その薄や太蘭も斑入りであれは‘その場で汁かひくはどの涼感をさそ斑入り柏物は普辿斑人り菜をさしているか、羊や幹‘或は米実に白斑の入っているものもあり‘単本だけでなく木本の斑入り柏物もかなり沢山ある。いけ化でよく使う斑入り柏物は菓闇、薄、太闇等の夏の花材の他にも色々な種類かある。斑人り柏物の栽培は、日本ではとくに盛んな園芸の部門で文政二年に発刊された「箪木錦築梨」という本には雄本‘木本、羊歯柏物等二千種の斑入植物か図解され栽比法も記載されている。梢物の葉に白い斑かできるのは‘突然変異によって菓の一部、収は全体に葉緑素の欠除や表皮細胞の変形ふ、り、つ゜,.1 斑人葉

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