7月号
135/579

c c c白竹の手附籠にスカシュリを2本挿す。かたまった感じでなんとなく重たい花である。さらりとした感じを加えるために、庭のシュの葉を2枚とってきてあしらってみる。右方へ長くさし出した濃緑の葉が軽く流暢な感じに見え、前方の短い葉も左右にひろがって、のびのびとした感じである。スカシュリの平凡さをシュを変えたということになる。配合にロチクロチクの葉によって調子はこんな考え方が必要である。⑪ギョリウバイ、という。私の始めてみる花材で、濃い赤色の小花が群がってついている。咲きぎわの美しい好ましい花である。細いしの竹で編んだ手提籠だが、買いもの用の提籠といったところ。民芸屋で買った新しい籠である。深い籠に花をのぞかせた形が而白い。アマリリスの様な大輪の花を一種入れるのもよい調和だと思う。⑪ ノゞラ⑪ ぎょりゅうばいすかしゆりしゅろちく7

元のページ  ../index.html#135

このブックを見る