7月号
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/ てふくれたところをおさえます。表側を完全に仕上げたら裏に折りかえし、横の厚みの部分もたるみのないようよく押えて下さい。次に最初に用意したラワンの角棒を糊の乾くまでの間に好みの色に色付けします。水彩絵具の茶と黒とを、ボンドを盃に一杯、水を盃に一杯の割合によくかきまぜた中に入れて、もう一度むらのないようにかきまぜてラワンの角棒にぬります。長さは46センチです。Rラワン棒をとりつける為の釘は頭をひらたく、たたきつぶしておきます。この辺で糊のかわく迄少し休みます。充分時間をおいて下さい。糊やラワンの絵具が乾かない間に次の工程にかかると汚れたり、しわがよったりします。3時間位待って最後の工程のラワンの角棒をとりつけますが、ラワンが割れないように先に錐(きり)で穴をあけておきます。ラワン棒は板より1センチ大きく切ってありますが、板より少し長い目で前後に5ミリずつ出るようにした方が仕上りの見た感じがよくなります。R 両側共釘は3本でしっかりとつくように打ちつけて下さい。写真〶これで9頁のような敷板が出来上る訳ですが、順序よく裏側まで⑨の写真のようにきっちりと仕上げないと、出来上りが凸皿で、作品を上においても、ガタガタとぐらつくことになります。ヘッシャンクロスも、赤白青茶等と色をかえて5枚も作っておけば、作品に応じて、敷板を変えることが出来ます。この敷板は好みの色調に仕上げることの出来るのが特微といえます。出来上りが明るい感じのものですから利用範囲が大変ひろいのです。R 〶◎ 11

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