6月号
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う裏ら白じろのかき木っぱ杜た若仙粛fI1Isle 十Yほどは右向きに湾曲して前に花型株分け主株裏白の木子株杜若花器灰色紬小判型水盤花屋の枝物花材の束の中には、たまに一本だけで生花の真、副、留の三体が、形よく整っている枝がみつかることがある。この生花の王株に使った裏白の木もそんな枝の一本である。余分な小枝を切りつめたぐらいで、携めたり挿し加えたりしていない。副の枝は大きく左に伸び、枝先四張り出しているので細いながらも強さがある。真の枝先は本来なら、もっと左になるのだが、この枝の持ち味を生かして真流し気味に形どった。子株の杜若はおとなしく真、副、留の三体でととのえた。主株子株『'f.,、ー6

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