6月号
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の葉脈が出ていて、その先は浅く分かれ、八角形の蓮の葉のようである。茎は十五らいの高さから一一本に分かれrぐ、そのk−にて十五Yほどの葉がつく。花は赤紫色で、業のドで咲く。円本でも山寄与の常貯家が栽栴しているが、近頃では、初夏に閤芸店や花屋で鉢植が売られている。いけばなとして、切りとっていけてもかなりよくもつのでいけばな展にも使える。とり合わせは色々考えられるが、焦茶色の斑に合わせて、赤褐色のオンシジュlム二本と、黄色のオンシジュlム一本をそえた。花材焦茶色斑入り八角蓮オンシジュlム一−色花器中束産細口花瓶清楚な向いスプレー菩破。「ォlドリl」という名だそうである。命名なのだろう。ライラックは一時期真直ぐな一本の枝の先で小さな花が円錐形にかたまっただけの輸入品が多かったが、最近は日本産で枝分かれした風情のあるものが売られ出した。ライラックという渡来植物でも、日本の風土で育てられたものがいけばなに向く。花材ライラック蓄積(オlドリl菩薮(ロワイヤル)花器曇一りガラス一屑壷オlドリl〈3頁の花〉楼子オlドリl・ヘプパlンに因んだ)3

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