6月号
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めさギヤマン〈表紙の花V花器斑入り八角蓮〈2頁の花〉仙驚古い切子のガラス鉢。箱には「ギヤマンガラス鉢」と書かれている。多分明治時代に輸入されたものだろう。ギヤマンとは、江戸時代、ガラスを切るのにダイアモンドを使ったところから、ガラス、又はガラス製品のことをそう呼んだのだそうである。オランダ語のggdg【の靴りらしい作例のギヤマンはパンチボウルだろうか家にはもうつ大到のパンチボウルがある。舟が買ったものだが、春の師範認証式のとき、階ドの中の間の大きい朱塗りの丸テーブルにのびやかに季節の花をいけていたそれに倣ったわけではないが、朱塗りの円卓には大型のパンチボウル、そして季節のカラフルな洋花がよく合う。作例では、パンチボウルの大きさに対してカラ!とオクロレウカの葉は高くとり、しっかりした花が咲きはじめた紫陽花で水際をまとめた。花材黄花カラl紫陽花オクロレウカの葉一ギヤマンのパンチボウル八角蓮は日木科ポドフィルム属の多年草で、東アジアに一種、北アメリカに一種が隔離分布している。葉は八つ手の葉を丸くしたような形で、中心から放射状に七本j九本はっかくれん棲子a。2

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