6月号
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か〈あじさい別に作例のよ、つに大きくなくてもよい。ひ一と;節Lだけで様々な形が考えられる。そしてそこには夏草をあっさりといけて人をもてなしたい。花材貰カラー花器省世秘停今年の四月は四日から月末まで京都四条ギャラリーでの町内同ロ釦E23十一日から大丸では華道京展、そして二十五日から三十日まで高島屋で開催した嘗世秘侍花の名流展と大作の並ぶいけ花展が続いて行われた。上の写真は高島屋での花の名流展に出品した私の砂の物である。真にはポ酌としては珍しい大木で、幹の太い部分は直径が7で近くあり、白い花も満開状態では花径バいでもある大輪の立派な古木だった。その深い古色に助けられていけ上げることが出来たのだが、このような古木をいざ立ててみようとすると、その年輪の厚みに対して謙虚な気持にならざるを得ない。もし失敗すればその古木の霊にど、つ申し聞きすればよいのだろうかと感じてしまうのである。幸い評判もよかったのでほっとしているが、真のホ此はそのままの姿で立て、枯枝が折れてなくなったと琴紫陽花青竹自作花器考えられる部分には同じよ、つな枝をつけ足している。一作の趣きとして深山の幽玄きを求めてとりあわせを考えたので、請には苔のよくのった梅の枯枚。胴には吃立する岩のような眠斡を使い前置には高山から切り下ろした一位を用いた。そして一瓶の彩りとして正真に佐所を据え、砂の物とした。前期には川勝慶敬さんと大西慶徳さんの合作の二瓶飾りで、て山梨を使い、グロリオーサと白花鉄線を二瓶にいけ分けた。そしてもう一瓶の井原慶貴きんはガラス花器をニ個使って背の高い方にはオンシジュlムと貰透百合、低い方にはオクロレウカの葉とグリーンのアンスリュlムを使った。後期では私の立花はそのまま置いたが、松久慶朋さんはアンスリユ|ムを四色とデフェンパキアを黒地に銀とエメラルドグリーンの幾何学模様の施された花器と華麗に調和きせ滝本慶由さんは白花のアメリカ山法師と大輪の白花街苧にアロカシアをそえた白とグリーンだけの至極あっさりした配色ではあるが、思いがけないほど強い印象を与えられるいけ花だった。京盛慶智さんは白い唐桃に黄花のオクロレウカ(アイリス)の下に板屋楓を配した和風調とは云うもののかなり重厚な感じがよかった。私達の花席には、桑原専慶流らしい華麗きがよく出ていたと云える。主材とし花の名流展花の名流展ii~,品の立花砂の物(図解は9頁)7

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