5月号
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る。①玄閲10 0メーターほど奥にあるこの什京都、蛸薬師室町にある浜村幸三氏のおすまい。最近の建築で小さいながらも設仙のよく整ったお宅であの各宙に小品化を活けて写真にとったのを掲載することにした。四00坪の表通りに面して事務所があり、宅に幸三氏夫妻と、幼稚園通面の太郎くんと、二つの女見いずみちゃんが附厖している。ヨーロッパの古い絵にでもありそうな簡索で構成のはっきりした意匠。鉄の垣の黒も効果的だし、換気筒の形も面白い。壁面にある照明具は透明ガラス。ベルを押すとイタリ4月12日、洋間ばかりのこの家ア人のメードが「どなた」といって出てきそうな玄関口である。②米客の少なそうなこの小仕宅には家族だけの枡かな平和をたのしむムードがある。応接間の椅子は2脚小さい朱色のティーテーブルがあって花瓶と灰皿がおかれている。褐色の小さい花瓶に黄色の単弁菊を挿した。こんな場所にはくつろぎのある筒単な花がよい。気軽な気分で挿して小品ながらも矢しい花。鉢栢えをみるような感じでみる花が好ましい。朱色の点に闊和して色彩的にも美しい花である。グレーのじゅうたん祇い好みの装飾にティーテーブルの紅色と花の淡黄がきわだって美し、し。① 外国の什宅には部屋にいくつもの化を活けて飾る羽1間がある。変った及しい化を二つ三つと飾るのも楽しいものである。しては、床の間はいうまでもなく、② 11本の羽叫いと種類の新しい形式の住宅でも庄活の花は一字に一っというのが大部分の習梢になっている趣味を楽しむ日本の生活と、美しい花を身辺に飾ろうとする外囚の羽1恨との相迩であろう。7 J400坪のその奥にこんなすまいがある京都の中心にあるHさんの住宅凪璽馴すまいといけばな

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