5月号
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青葉繁る今年の桜は例年よりも遅めで、つい先H(四月十じ日)京都御所の近衛邸跡でもやや遅咲きの枝垂肢が薄紅色のシャワーのように美しく咲いていたし、八重咲きの明桜はまだこれから(凶月二十H現配)が見頃だ。また福島県の一A春の滝桜(樹齢丁年を超える桜です)がテレビ中継されていたが、ようやく咲き始めるそうで、東北の春はこれからだろう。今回は朝から東山の永観堂に立花をおさめてきた。境内の楓が一斉に若葉を広げ始めていて、薄曇りであったが爽やかな気持ちの良い空気をいっぱい吸ってきた。落葉樹、か葉をつけるとほっとする。桜前線の北上を追うようにして、青葉前線(と呼べるかな)も円本列島を緑色に染めてゆく。このテキストが皆さんの手元に届く頃には、北凶の人達も若葉の生まれ出る盗に、心癒されているのではないだろうか。新緑の季節には爽やかな青葉のいけばな。旬の花をとり合わせて、花たちとともに薫る風を感じよ’っ。ど満うだ天んつ星つしは灯什開聞とも呼ばれ、灯台(燭台)の足の三叉に伎の出方が似ているところからの命名。白い釣り鐘状の小花がぶら下がって咲く。榔燭科の落葉低木。秋の紅葉も美し国原産で牡丹科の多年革。近年、葉のしまった品種が増えてきた。円本には山廿勺薬、か自生する。a7 ’U とり合わせた勾薬(濃赤色)は中{||| 渓

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