5月号
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はうしよういぬがんそくみず主』わ雌足(がんそく)小品花和則春の山菜の中でも緑色が鮮やかなコゴミは、くるくると丸くなった若芽の姿がまさしく春そのものという感じがするコゴミとは革俳鉄の存の葉(栄養葉)の若葉のことだが、これとは別に秋に出る胞子柴と呼ぶものがあり、これが後に褐色になるがんと雁の起のように見えるので「雁足」とも呼ばれる。いけばなで版足として山凶るのは草蘇鉄に似ているが食べられない「犬雁必」の胞子葉で、北海道から九州に広く分布しているが、枯れる前に切り取って乾燥させたものが出回る。雁足は、十日くは立花の水際に用いて山草の景気を映す花材であったが、焦茶色が美しいので、向3t日h葵h吋と取り合わせて小品花の王材にしてみた雁足はしばらく水につけておくと茎も葉も柔らかくなってくる。そこですぽめた手の指を開くように葉を.枚一枚広げていき、繋の耐をけ見せるように扱うと、独特のチョコレート色がはっきりとした形で楽しめる。小輪の向H葵を三輪低くそえたが、大輪の向日英を−輪だけ花器のけ元に入れるのもおもしろい。花器が白いので、焦茶色の石の板に乗せた。花材雁起向日葵化協白柚陶花瓶清水卯一作幅却価高さGm胞fを包み込んで棒状に日比える葉のJ9

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