4月号
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木の花が終ると草花の春の季節に入ります。温室では二月から黄みどりの春の草花が豊かな色を交えて咲き出しますが自然では四月に人つて朴の草花が咲くことになります。新鮮な黄みどりの葉、やさしく美しい花の色、これは春の草花の特徴といえましよう。20センチまでの短かい草花にはこの季節だけにみられる清楚な感じがあります。可愛いい草花を1本、そつと手にとつてみて、つくづくながめるその心をいけばなに作ってみようと考えて、ここに八つの小品花を作りました。日頃なんとなくただ美しきものとしてながめる草花も特にその特微を活かすようないけばなを作る、ということになると、それはそれとしてむづかしいところもあり、深い趣味を感じられるものです。野II 知\ c 6 小品化は小品花としての形があり,まとまりのよい化であることが人切です。なによりも趣味のよい花の配合,呑の草花らしい可憐さがあること,そして芙しい色彩を選択します。春の草花を活けましようチューリップ春の草花のやさしさそれをいけばなに作りましょうナルコユリ@ R しらん黒百合春岡i'ー

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