4月号
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十化盟荷一度、川夜にカラ!の畑を見たことがある。場所はモロッコ。王様の花畑である。葉は黒々と聞に閉ざされていて、月の光に照らされた白い花がその上に浮かんでいる。もともと好きな花だったのが、もっと好きになった。カラーも仲間が多い。花色も円、Jピンク、黄、オレンジ、そして近頃ニュージーランドから来るチョコレートカラlは文去までチョコレート色である。私は、カラlの茎の立ちにがりの姿が好きなので、高くいけるようにしている。とり合わせには明るく色の鮮やかな洋花を使うことが多い。作例のスイートピーなども稽古によく使っている。スイートピーは細長い一本の茎に花が七、八輪以仁ついている。その菜を長く前の卜刈に忌わせるように何本かいけると、高く伸び上がらせたカラlの茎の本際をまとめるのに都合のいい花材である。花器の縁から下の方に見えている花は、左側に突き出している紫色のスイートピーより長くとっている。こういういけ方だと葉は使わなくてすむ。花材グリーンカラースイートピー二色淡青色紬深鉢のびがる仙粛10

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