4月号
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ひもけいとう年日月お日)桑原専慶流いけばなスト却号\\当者名・一内己さ『探す調べる楽しむ棲子名前だけは聞き覚もえがあるけど、一体どんな木なのか草なのか、見たことがないという植物が多い。というより私達が々宣別や姿を知っているのはも〈植まお物う界のほんの一隅でしかない。木麻黄もそんな樹木の一種である。植物図鑑にはオーストラリアの乾燥した荒野に高さ一OMほどの木昼貝がボコッと突っ立っている写真が出ている。花屋で木昼由一の小枝を見付けて名前を聞いて、あ、これがモクマオ!なの、と初対面の挨拶をした。オーストラリアからメラネシアにかけての海岸線に分布しているそうで、日本でも小笠原諸島の父島にも檀えられている。じゃめ葉は長さ十五弓ほどの蛇の目松のようだが、一二Hンおきぐらいに白い縞が入っている。とり合わせたピンクの紐鶏頭のような花はスタlチスの一種である。どちらも初めて出合った花だが、この二種だけではとりとめがないので、鮮やかに赤いアルストロメリアを立ち上がらせ、花器は濃いブルーのガラス器にした。花器にかかる木麻黄の葉の色と形がはっきり見える。花を探し、それを調べるのも花をいける楽しみの一つである。花材木麻黄・マツlカスタlチス・スロlウイアルストロメリア・アペリオレッド花器コスタボダガラス花瓶戸川凶円鈴・ロ}内円

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