4月号
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←ν】→dqEq口草zuu 明かるい窓辺に仙粛作例に使った葉はパイナップル科パイナップル属(アナナス属ともよばれている)に分類されていて、植物図鑑には、アナナス・ヴァリエガツスという名前で出ている。この科の植物の特徴は、短い地上すれすれの茎から放射状に長く厚い葉が重なり合って出ている。その重なり合った葉の基部に雨水をためて吸収する。観賞用鉢植で売られている「アナナス類」も葉の基部に水がたまるようになっている。そして葉の縁に鋭い赫がついている。しかも上向きについているので、一度挿した葉を手直しするとき手に突き刺さって血が出ることもある。パイナップル科の植物はアメリカ大陸塾穿乏附林が原産地で四十七属二七OO種もあるそうである。この頁には、オレンジ色のエピデンドルムのとり合わせに使ったが、厚くてしっかりした葉は、同じような色と形の新西蘭よ内存在感が強いtエ。ヒデンドルム四本に対してパイナップルの葉は七枚で、後ろの方に葉の透き間隠しとしてクロトンの葉(緑と白)をそえている。花器は、花のオレンジ色と対照的な紺色のガラス器を用いた。花材エピデンドルムパイナップル変種の葉クロトン紺色ガラス器ι・ーさいらん》7

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