4月号
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四月からは新学期。はじめていけばなを習う方にもわかやすく、身近な花材で、基本花型のいけ方を解説してみよう。主材に黄色の花穂がたわわについたミモザを選んだので、そのしなやかな枝の線を生かすように、斜体副主型にすることにする。副材にはシャープな葉を持つアイリスを選び、二種の取り合わせとした。(ミモザ二本、アイリス三本)副材主材ミモザアイリスまずミモザの枝をよく見て、副にする枝を選ぶ。そして、いける長さに切るのだが、花器の大きさとのバランスを考えて、花器の幅と深さを足した長さの一・五倍にするといい(あくまでも基本花型の主枝の目安)。ミモザの花は二房ずつが絡まないようにひろげてから剣山に止める。水に葉がつかるのはよくないので水際の少し上まで枝葉を掃除しておく次、ぎに真、胴とミモザを挿し、留、中間に三本のアイリスを挿してその後ろに控のミモザを覗かせる。イリスの葉先はすでに切ってあるものは丁寧に切り直し、花を挿したあとで別に葉を加える。副ア。③剣山は縦むけに置き、最初に主枝となる誌のミモ5 。初斜め体て副主の主基型本花型4 ザを左やや前方へ伸びやかに挿しとめるo枝の長さは花器の幅と深さを足した長さの1.倍にする。

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