4月号
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くらげ花が泳ぐ三種類のパフィオペデイルムと小型ベゴニアをとり合わせた小n羽化。色としては緑と茶色が主調でやや渋い配色である。そこでパフィオペデイルムを横向きと下向きにいけ、花瓶の円から飛び出すような形をとってみた。パフィオペデイルムは昔、蛸蘭とよんでいたことがあった。こんな形にいけてみると、蛸か水母がふわふわと泳いでいるように見える。小品花には近寄って見つめたくなるよ、?な興味の湧くいけばなであってほしい。通常は直立して咲くパフィオペデイルムだが、切花として花屋で飾られている聞に茎が曲がってしまった四本をそのまま挿してこんな花型ができた。色は華やかではないが見飽きのしない小品花である。花材パフィオペディルム小型葉のベゴニア花器焼締の一崩壷4

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