4月号
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むかでが広い蔓では短かく切ると間伸びがして、しまりのない花材になってしまう。いいとこ取りで三本作り、上の蔓は剣山に又木を二本きしてその上にのせている。花器には銀縁の黄色粕の皿を使ったが、その配色には黄色のガーベラを主に海老茶色の小輪のガーベラを添えた。このとり合わせには緑がまじらないとかさつくので百足サボテンを潤いとして使った。幅は四十五Hンあるので小品の域をこえているが、高さを二十五弓におさえて小型化した。(幅四十五今)花材藻玉蔓花器チュイヤl使った木筒はチユイヤ!というモロッコの民芸品である。木目は煙草のパイプに使うブライまでも小型の木筒として使えるが大小二個の聞に蓋をはさんでバランスの面白さを考えた。(高さ三十七代ン)花材ポピi花器モロッコの木筒艶を消した黒い地肌に、小さな丸文のついたかわいい花瓶である。アlに似ていて大変美しい。そのまガーベラ百足サボテン銀墾貝色紬中皿縞葵草(ペペロミア属)4頁下の花V〈4頁の花V鶏うずらの香炉〈十五句ほどの小さい花瓶だが、重みがあるので枝物がよく合いそうである。丁度辛夷の花が大きさと枝の細さがいい。横枝を使って高さはおさえ幅は四十四でにおさえ、ルデンチュラ五輪でバランスをとる。花材辛夷カルデンチユラ花器小丸“色粕小型花瓶5頁の花V香炉には様々な形のものがある。この鶏の香炉は茶色と白で羽の文様を浮き出させている。背中の後の方に小さな蓋がついているので、それをはずせば花をいけられる。何かよく合いそうな花を探して見付けたのがこの小型のチューリップである。中近東の原種で花弁の長さは四代ンほどである。直径二戸ノほどの丸い剣山に四本のチューリップに長短をつけて括って挿し、あとの三本はその隙聞に挿しそえる幅二十九州ン)花材原種チューリップ・クルシアナ花器鶏の香炉小品いけばなは居間に〈6頁の花V写真で見ると実物より大きく感じるが幅四十三での小品である。十文字配りをかけて枝を横にひろげる。花材カンガルーポl花器黄土色花瓶蕎蔽三色小花瓶〈。(カ6

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