3月号
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伊一足下ム局の河津町では今年も二月中旬から一−一月初旬に・刈沖桜が比頃だそうである。早咲きで大輪の一重咲き。向然では淡紅色のこの桜はムーからおよそ五十五年前に河津町で偶笑覧されたそうで、その後増殖されて現在に十全っている。河法絞は大山桜と緋突、桜の配種と推定されている。落葉Lh阿木で樹皮は紫褐色で光沢がある。葉に先だって花を咲かせる。この投入は占一刀二.Uに川沖桜の蒸かし枝を花屋で買っていけたもので、撮影のあと朱塗りの円卓の上に飾ったが、すぐに満開になり二週間以上咲いてくれている。もともと背の高い枝だったので、伸びやかさを失わないように一番長い枝は一江−卜γ花器から山している。前方へ長く出すことで奥行きを強調し、視覚的な左右のバランスを保っている。人里で愛されている桜の樹は、枝を低く横に広げて私達の目の前で花を咲かせてくれているように感じる。そんな桜ののどかな優しさをいけたい。重量のある空色の花瓶にアイリスの青紫色とともにいけた。花材河津絵アイリス化器青門磁花瓶(市川博一作)n然父河かわ津づざ桜くら仙渓a10

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