3月号
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ちゃくせい←〈山一ωゆDWO一・のOB種郵便物認可1985年U月お日)桑原専慶流いけばなテキスト訓号2005年3月l日発行(毎月1回1日発行)桑原専慶流家元発行定価五OO円一\\考委者したい時は、ヒアシンスを飾ることが多い。一輪でも良い香りを漂わせてくれる。十年ほど前に東京の花屋で、青紫、赤、ピンク、サーモンオレンジ、黄色、白色などのヒアシンスだけのプlケを見た時は驚いたが、以来関西でも少しずつ花色が増えてきた。ヒアシンスの原種は三十種ほどだが、園芸的に改良されたのはオリエンタリスという品種だけなので、新しく品種が増えることはほとんどないらしい。買い求め、秋頃から育て始めて、冬にはキッチンの窓辺に鮮やかで大きな花が咲いた。下へ伸びる根が細かい泡に包まれながら増えていくのを見るのが楽しかった。かったヒアシンスだが、オンシジウムと雪柳を取りあわせた。オンシジウ着生種の蘭である。一むチほどの小さな小輪花を分岐した花茎に沢山つけていまでのオンシジウムよりも軽やかで長変化の見せにくい花にも合わせやすい。蘭といえば大輪で豪華な感じの花が多いが、最近は小花が丸く集まった扱いやすい花材となってきた。春の甘い香りを棲子部屋の中に春一番の甘い香均を満た昨年は細長いガラス器っきの球根をいけばなにはあまり使うことのなム・オプリザタムは中南米に原生するて、黄色い霞草のようにも見える。今いので、ヒアシンスのように短くて、エピデンドラムも種類が増えて身近で花器白色粕足付長方形花器

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