3月号
410/555

(山陽新聞2月8日ω掲載カラl)久しぶりに故郷の山畑へ登り、版下にい川梁川の清流を眺めましたもう問卜年以上はたつであろう梅の内木は今にもほころびそうなつぼみを付けています。は百さ、寒さをじっと耐えて花を咲かせるけなげな姿に感動し、けてみようと思いました。本仙を中間に杭き、明梼と葉牡丹で締めくくり、梅の姿を一府美しくひき立たせました。赤小菊。郷を訪ねた。野生化した水仙は海をけ見おろすように’春の花展の大作席などには、木瓜の太い枝に大きな花がいっぱい咲いたものが使われ、力強い美しさに足を止めることもしばしばあるが、そういう枝は特別に注文されたもので普段手に入る木瓜は作例のような細枝のことが多い。木瓜の花は秋にも咲くが、本来の花の季節はやはり存で、葉に先だって朱や白の花を咲かせる。枝には先が針のようになった小枝が混じる。朱木瓜に白格、白木瓜に赤棒というような取り合わせも、紅白の組み合わせで美しさが引き出せる。作例には白花のストックを、後方1本出している。細枝の朱木瓜を前方へたおして山しながら、枝の動きも見せている。木瓜の細枝は花の位置と枝の向然な動きをよく見定めて、奥行のきのある花型をつくる。花材木瓜ストック花器青色粕陶コンポートに3本と花持の円もとから前へ低く寒梅淡路島の水仙概チ1月ロH、淡路島南部の黒岩水仙倉敷市白神典子一度生花をいっせいにnい−ba, 花材紅梅白梅水仙椿葉牡丹花器織部焼咲かせている0・つの茎に卜輪の花が咲いているものもある。青い空と青い海を品川nL以にして咲く群落の美しさは、ここならではです。朱木瓜和則9

元のページ  ../index.html#410

このブックを見る