2月号
399/573

袋状の唇弁をつけているパフィオベディルムとシプリペディウムパフィオペデイルム属の蘭は、シプリペディウム属の蘭と混同されて、パフィオペディルムのことをもシプリペディウムとよんだりしている。これは完全な間違いではないが、こ分布域は束ヨーロッパ、ヒマラヤ、シベリアを経て日本までの亜寒帯から温帯にかけて自生している。パフィオペデイルム属の万はシプリペディウム属よめ南の亜熱指から熱帯地方が自生分布域である。そしてシプリペディウムと違って葉は常緑性の革質葉で花も熊谷草よりも厚く多肉質である。私は花の分類や名称を気にするが、が花屋に入比例する。似たような花でも、それぞれ微妙な出生の違いがあり、その違いをいけ分けるのもいけばなの楽しみの一つだと思うからである。パフィオペディルムは初冬から春に咲く品種が多いようである。そして特異な形の袋状の唇弁がついているが花色がおだやかなので新年に松や水仙、或は仏手鑑守をとり合わせて上品に飾られる。作例は自生する熱帯の林床地を意識していけたような盛花だが、内玄関の一隅で静かに日本の冬を生きている。花材パフィオペディルム〈2頁の花Vダッフォディル〈3貞の花〉ラッパ水仙という盆削は少し野暮うな感じがする。英国名のダツフォデイルとよんだ方が旦士春のイギリスの庭闘を想い起こし、いけていてももっと夢がふくらみそうである。ダツフォディルにとりあわせたスイートピーは暖かい地中海のシシリl島が出身地。園芸品種の冬咲きスイートピーは初冬から且春にかけて産地から花屋に出荷される。初めのうちは花は小さく、輪数も少ないが、二月になるとω佃ほどの太い茎に大きい花がついたの花色は紫、淡紫、濃いピンク、淡いピンク、オレンジ色がかったピンクに白や赤。その上染料を吸わせた黄色いスイートピーもあるが、は敬遠したい。ダツフォディルとスイートピーのとり合わせは立ち上がるダッフォデイルと横にひろがるスイートピーの姿をそのままいければよい。量は多く豊かな色を見せたい。花材ラッパ水仙(6本)スイートピー(日本)黒色紬薄端型花瓶花器花器一茎のこれ3 科やのに〈二熊ま種分谷がいは類草そう蘭さが科れシの、プシそリプのベリデ一ペィ属デウのィムあ敦ウつも盛ム一属りで亜草そう花臭にくあてま滑り格相なふさ応感わしじいが々す2剛るのででは、なこいよの白晒k柏L色木?葉I!長陽じ方ー花二型のコ葉;ノポ

元のページ  ../index.html#399

このブックを見る