1月号
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−株。柑1柳の紅葉も十,雪柳寒菊花型草型副流し花器淡青色刷八角瓶刀で終わる。作例の雪柳は氷刷の降る中で残ったそして暮れ頃には小さな固い奮しかつけていなかった実右中も咲きはじめ、葉の紅みも濃くなってきている。京都に住んでいても紅葉の名所に出かけることは始どない。御池通りの樺並木いのちょ色う付いたのか、東本願寺の前の公孫樹の黄葉を通りすがりに見るくらいのことである。近年紅葉の色がよくなくなってきているように云われているが、去年の御池通りの樺は一昨年より美しく紅葉していたようである。今日も御池通りでタクシーの運転手さんに、そんな話をしたら、「私も去年はいい色に照ったと思てました。一昨年はもっと色がくすんでいたように思います」ということだった。町の真中に住んでいてもそれぐらいのことが感じられるのは布り難いことである。a芳依周司{山11

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