1月号
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さんごみずきさぎんか珊瑚水木紅白山茶花花型行型花器珊瑚水木は晩秋に部葉して、初冬からの冷えこみに晒されると枝の赤みが鮮やかで深い紅色に変る。花屋では紅珊瑚ともよんでいるが枝物花材がだんだん少なくなってきた脱在、珊瑚水木は栽,Mm効率が良いのか仔より沢山出まわっているようである。投入にも盛花にもよく使われていk郎総柏花瓶泊同姉るが、生花としても冬の木肌の鮮紅色が冴えているので官側に配色の良い花材をとり合わせれば美しい生花になる作例では白と赤の山茶花を留にそえている。花器は’円竹の寸筒では寒々した感じの中花になってしまいそうなので下部が茶色みがかった以色で、行パ小から上が淡緑色の利楽のかかった陶器の花瓶を使った。珊瑚水木の枝は大体直線状で柔軟なので携めはよく効く。ただ柔軟で折れにくい代りに携めが一民りやすいので、皮を浅く傷つける程度に切り焼めする。枝からは、小枝が同じ高さの所から二本が左右に対生している。上の・万は短いのでそのまま残しておくが、下部の長い分かれ枝は、正而から見て前後になるように使わないと交蒸してしまうので、邪魔になる枝を整理しながらいけて行く。副は枝先が細いので、少し長くしっかりした分かれ枝の出ている所から上の枝先を切りとって使っている。副は枝先までそのまま使うとするなら副流しにいけた方が花型の調子はよくなる。松にもいろいろあるけれど和則八表紙の花〉お正月には松がつきものだが、苦から祝言第.の物、百木の長とされている。そしてやはり葉の青さが一際美しくなる冬にこそ松をいけたい。「立花時勢粧」にも松は菊の終る頃から紅梅が咲きだす頃までが一番面白いと占かれている。ごん発挺では葉色鮮やかで勢いのある若松が似合うが、松にも色々あって葉に白斑・黄斑の入る蛇の目松などは、他の松にはない独特の優しさが感じられる明るい印象の松である。蛇の目松の大枝に真紅のグロリオーサを添、えて新春を明るく迎、える花とした。花材蛇の目松グロリオlサ花器暗褐色紬角瓶国la7 .l'i

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