1月号
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竹薮←νl菊んJ寒菊uLAJ 花器鼠色軸水盤東山の南部、西山は嵯峨から山崎あたりまで竹薮が続いていて、京都の京都らしさを演じる大切な彩りになっている。竹厳は京都に色々なものを与え続けてきてくれた。利払達花をいける者には適当な長さに切るだけで花器となり、そのまま花村ともなる。建材として四万竹、胡麻竹、斑竹の他にも雅趣のある竹を作り出したのも京都だし、工芸でも竹の使い万は京都で様々な手法が編み出されてきた。竹敷が文学や美術に与えた影響も大きい。日本画で竹を主題にした絵は勿論多いが、現代美術として写真の方でも京都のいいモチーフとなっている。料理には街は勿論のことだが、即席の器として京都では竹がふんだんに彩りよく使われている。これだけ竹が日常の生活に使われている以上竹は上手にいけたい。その第一歩は水が川怖がるようにすることから始まる。枝葉のついた青竹は竹厳で必要な長さに切って、一需下の節だけ残して後は抜いてしまう。そして真水を切口まで注ぎこんでやる。そこから竹のいけ花が始まる。,々7

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