1月号
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や−−今H4師、花型行型七本挿花器陶杯形花器いけ花に用いられてきた苔蔽は、明治以降に栽培されるようになった西洋地の蕎級以外には現在殆ど使われておらず和種では野茨u−qの赤い実を野蕃蔽とよんで使うぐらいのものである。古い花伝書には「諮蔽は靴鮒のあるによって立てず」と云われていたが中国渡来の庚恥蓄蔽だけは「長春」と名付けられていたので例外的に江戸時代後期の生花の時代になっても喜んで使われていた。その頃の琵微「長春」の生花図を見ると、現在の切花のようなものではなく、鉢植か地相の屈曲した枝を使っている。一本で真と副が出来ているので枝どりだけを考、えればよかったように見える。作例には切り花の葦微を七本使っているが、葉付きの美しく多いものを選び、葉で花型を整え、緑の水々しい美しさを保てるよう携め方は最小限にとどめ手早くいけたい。蕎ば被ら9

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