11月号
583/607

さささ・WC名目出}戸何回『秋J7LFv4早unfhhU 桑原宙守慶流いけばなテキスト却号2010年日月l日発行(毎月l回l日発行)桑原専慶流家元発行定価五二五円仙粛彩歳EFU一\\苦粛で本を読んだり、物を書いたりしているときは、大抵あまり騒々しくないジャズピアノを聞いている。くたびれていても明るい気分で楽しど読んだわ書いたりできるのである。聴く曲は一九三0年代から五0年代に作曲されたのザ多い。子供の頃から聴き慣れたメロディーなので株々な想い出がよみがえってくる。ほろ酔い加減の父が母に一緒に踊ろう、母も楽しそうな顔でつき合う。そのうち弟や妹も私も加わって、おそくまで一家大浮かれ。低音を重視してるから、おじいちゃクラシック音楽のレコードも沢山レコード入れにつまっていたが、楽しく聞いたのは、アメリカのジャズや、アルゼンチンのタンゴだった。だが戦争がはじまってアメリカのジャズは御法度になった。それでも母は私が学校から帰ってくると立皇臭を絞ってジャズを聞いて楽しそうに本を読んでいたりした。その頃ジャズはオーケストラ・ジャズの全盛期だった。そして作曲者も多彩だったし演奏も優しく甘かった。そして今でもアレンジされ続けていていい演奏が聴ける。今よくかけているCDは、Jピアノ・ベlス・ドラムのトリオの曲である。あまり騒がしくなくて軽やかで明るいのがいい。そしてヴォlカルの入らない方がいい。人の唱、っ声が入ると、どうしてもその歌詞の内mgoロたいていそうぞうW2・nOB容を聞きとろうとして読むこと書くことに集中できなくなってしまうのである。いいクラシック音楽は敬遠してるわけではないが、聴き入ってしまうと頭の働きが、そっちの方に行ってしまうので読んだり書いたりする方に集中できなくなる。何かしながら聞き流せないのが重厚なクラシック背楽だと思っている。今聴いているCDもいい音が出ている。今日の午後ケンチャンの選んでくれたCDプレーヤーである。彼の一五うには、「此頃のプレーヤーはんの好きなピアノの音、あまりいい音に聞こえへんから、よく調べてから買いなさいよ」と注意してくれた。いい孫、というより良き友なのかもしれない。先でどんな音楽が好きになるのかは分からない。だが私の好きな曲を自分のアイポッドに入れているから安心している。家の楓はまだ色付いていないが、一足早く花屋さんには、おだやかに色の出た七道が並んでいる。とり合わせた鶏頭は、そろそろ句が終わりかけている。秋の空の色を思わせる巾束の花器にいけた秋景色。花材七竃紅葉鶏頭紫陽花巾束産コンポート景色楼子

元のページ  ../index.html#583

このブックを見る