11月号
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伊吹花型行型生花を写山六に撮ると平−由的な枝の形しか日に入らないが、実際には本際の立ち上がりからして少し前万へ傾いている。作例の伊吹の生花で説明すると、足元は左やや前方へ傾いて立ち上がり、最初に留の枝が右前方へ出て、同じところから総囲(前へ)、控(後ろへ)が出る。少し上に上がって副が左やや前方へ、胴は前方へ出る。そしてその少し上から逆万向へ真は向きを変え、有やや後方へ立ちのぼってゆく。見越しは点のやや左後ろに添いのぼる。それらの形が立体的に把握できていて、さらに携める技術、足元を美しく寄せる技術を駆使して一つの生花ができあがる。生花の基本花型を習得し、基礎の技術を身につけるために、伊吹の生花は何度も稽古したい。花器煤竹位同胴r('総仙渓7 高lj\i 『シ〆益//点

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