11月号
520/607

みやこある十月。初品旬種、名まはだど大い青し象ょいう観曲実ん。の葉万は年大青で型で、波のうねりのようによじれている。毎年、暮れのL稽ょう古では葉の縁に白斑がある「都の城(尉)」という万年青を正月用に稽古するのだが、都の城はどちらかというと静かな品格のある花型となり、この大象観は大型で躍動的な花型になる。作例は九業一果で留(流し葉)を長くのばした草の花型である。昨年以前の古い葉は外へ広がり、葉株の中心から若い業が立ち上がる。実は古い葉と若い葉株の聞つに申う覗けばかせる。万年青の生花には、蕗受葉などのように他の花材にはない名称があり、その気持でいける。万年青「大象観」花型草型留流し花器灰白色粕水盤おもと日lj{山渓6

元のページ  ../index.html#520

このブックを見る