11月号
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最初に菊の什花を二つ並べてみます。Rは黄の中輪菊を七本、芹勝手の行の花形です。花の表を示す言葉です。この花形は左方が表なので左勝手といいます。花形の匝なもの曲のあるものの区別を、真行草という言葉で表示します。この花形は少し柔かみがあり、行の花形です)真かこい、見越を入れて七本です。Rは右勝手の九本の生花です。花材は濃紅の中菊で、右勝手行の花形です。足もとのところは「水際」みずぎわといって美しくひともとに揃えます。(勝手というのは、真副胴留控の屈本枝に917と紅色を染めわけたダリア。リ化の材料としては明るい感じですが今11の花としてこんな感じの生花も望ましいと息います。化閤は白磁に青色の図案のある陶湘です。バ花というと、とかく祇い花になりがちな由にこんな明るい闊fも作れる、という一例です。色彩的な札花の災しさ、そんな感じをうけるIEです。(p1)ダリア(生花)2 菊の生花@ 右勝手R 左勝手

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