10月号
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⑨花活け上る。水つぎをとり花瓶に足し水をする。花盆の中の残花と切りとった枝葉の類をとりまとめ整とんし、花はさみ下におろす。次に活け上った花を見あらためる。花器を向うむけに廻しておく。その後、下座にさがつて座す。⑩控えの人、床の前まで進み出て花台むきに座し、花器をしつかりと持ち立つ。⑪床の間の苅板の上へ飾りつける。一礼して立ち、挿者の位置にまわり、水さし、花盆、花台の順序にて持ちかえる。⑨ ⑪ ⑫これから止各、次容の順にて拝見になる。正客は主人と控えの人に拝見のあいさつをし、次然に軽く一礼して立ち、床の前に進み礼をしてかけ軸を拝見、さらに右力ヘにじり寄つていけばなを静かに打見すメ。その後、軽く一礼して元の座へもどる。その後、次客より須次、床の間にすすみ出て拝見する。すべて排見終つて総礼して終る。以上は「容より所望されて主人が花を活ける場合」だが、これと反対に「主人より衣へ挿花を所望する場合」もある。i ~.,. -~ ー..~ ’” ⑩ ⑫ 11

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