10月号
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おおけたで粛Fたでなんぱんうサるかけひはまうつぼ小品花二テキストの花を買いに行くと、今同は三作で、と思っていても好きな花や、珍しい花が日につくと、つい余分な花まで買ってしまう。今月のこの頁も予告枠外の二作である。⑤大毛蓉は「赤まんま」と呼ばれている犬蓉とよく似ているが花穂の長さは犬琴の方は一1五γ、大毛琴の方は五1十二Yと大きい。大毛琴は江戸時代に渡来し、観賞刑として栽培されはじめたらしい。切花として売られているのもそんな大毛琴の子孫なのだろう。昔から「赤のまんま」という通称で知られてきた犬琴とは一応区別しておいた方がよい。おと」えしは漢字で書くと男郎花。おみなえしと同じようににおいが悪い。姿、形、色も白くてきれいなので書斎の机の上にでもいけておきたくなる花なのだが、あのにおいのする中で本を読む気にはなれない。だが風通しがよく、寛から水滴の落ちる音のする中玄関の水溜の近くにいけておくと爽やかである。花材大宅琴(夢科)おとこえし花器淡青色彩細口花瓶@南窓怨官は万事案では想い草という名前で詠みこまれているそうである。南蛮煙竹という名前は多分南蛮人(オランダ人?)が吸っていたタパゴのパイプの形に似ていたからだろう。煙草の円本への渡来は近世初期だが、その頃の人は煙草をどんな吸い(女郎花科)方をしていたのだろう。煙草は中国に先に渡来していたらしいが、中岡の煙管は日本の壊官より雁首がずっと大きい。南亦虫楠侍引いは薄や砂糖黍小などの根に寄生する一年草である。野山を歩いていても、あまり見かける花ではない。開花は秋。淡紅色の萩をとり合わせれば見映、えがする。花材南盆煙管(浜戦科)萩(豆科)→,q←じu−tqプロ掻き落とし木の葉文花瓶作仙11

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