10月号
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る。大きな葉は浅く三裂するものもあり桐の葉に似る。花は六月頃、枝先に桜に似た白い五弁花を上向きに沢山咲かせ、実になると重みで垂れ下がる。灯台草らは乾性油が採れて、油紙や塗料、印刷用に使われる。元禄の頃にはこれを用いた紙合羽なるものも孝案されたようである。ちなみに合羽はポルトガル語の「c防水性のあるラシャ製マントのこと。葉の水揚げも良さそ、?なのでときどきいけたい木である。大型の白い花が風に舞い散る様が素晴らしいと開いている。鶏頭三種をとり合わせ、季節の大型の投入にした。花器は緑利手付き水指し。apa」に由来するそうである。カパはシナアブラギリ仙渓丸くて先の尖った実は支那油桐であ科・油桐属の落葉高木で中国原産。実か支那油桐は一般には流通していないが9

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