10月号
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姫柾木花型草型副流し九月の生花研笠宮の花材は姫柾木だった。初夏から草花の生花が多かったので先月は枝物の基本的な格十日として姫柾木を選んだ。古くから庭木や生周一によく使われているなじみ深い木で、濃い常緑色の葉は、いけておいても長もちがするので、うまくいけヒがったときは長期間自分の生花を見つめることができる。作例では具、副、刷、留、控の他に八枝挿し加えて十三本使っている。柾木を枝取りする際注悲しなければならないのは小さな葉が枝に密生しているので先に長さをきめて切ってしま、っと業を落としてみると思わぬ所にきつい曲がりがあったりする。とくに真の三分の一ぐらい下に変な曲がりがあると真直ぐに伸ばしにくい。水際部分なのでよく見きわめてから必要な長さに切って使う。花器煤竹寸筒頭民病司7 {山

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