10月号
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あじさJ見に行きたい:・沢桔梗は桔梗科の多年草で山の中の湿地で育つ。花は桔梗と同じような紫色の丘弁花だが、辛はしっかりしていて爪立している。混地の多いけ本の山野には沢のつく植物が多い。沢紫陽花、沢あ前さ、み〈沢る閥ム、沢胡桃、沢虎の尾、沢菊等の他、沢のつく植物が沢山湿地で育っている。私の使っている柄物凶鑑には北海道の山地の沼の岸辺に併生する沢枯便の写真がのせられている。随分広い所に群生しているようだがあたりは静かな湿原のようである。所々に擬宝珠や虎の尾も咲いている。沢の水面からは河骨の葉が立ち上がっている。宜首パがとられたのは標高千地の栢だそ、つで八月末のその沼地の情景である。その頃だと北海道の山地はかなり涼しそ、つで気温は十五度ぐらいかもしれない。秋明菊は沢桔梗のいいとり合わせになるし薄の穂は秋風を誘う。自分の日で沢桔梗の白然に群生しているところは見たことはないが、私の見た図鑑の写真は、これが沢桔梗の群生地だと泌みじみと思い浮かべさせてくれる。花材沢桔梗(桔梗科)秋明菊・山引船硝(金臥花科)薄(稲科)花器黒色村水盤仙粛山6 ιの

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