10月号
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42ましゃ〈ゃくおみなえし←νun,EnfhUヲt 竹範必需んにんそう、〜んぽ・ヲヴぽ昨んおきなぐさ仙人草〈表紙の花〉機まだ残暑の頃、今年はとくにきびしかったが、その季節に仙人草は日当たりのいい草薮や森の外側に咲く。人里離れた深山で霞を食べて暮らす仙人が、何故こんな暑苦しい所で草花になって咲いているのかよくわからなかったが、花のあと種子に細長い白色の柔らかい毛が密生する。その日い羽毛が仙人の髭のようなので仙人草と名付けられたのだ。図鑑の前の頁には同じ金思化科の翁草がのっている。この花も咲き終わる種子から細い羽毛がのびてきてお爺さんの円い髭のようだ。仙人といえば父は仙人に憧れているらしい。でも「僕は仙人にはなれないよ。仙人には学識と徳(中国的な)がなければならないけど、それは僕にはない。西洋の魔法使いより仙人は遥かに高級なんだぜ」ということらしい。や仙人草には山均薬の実と、おみなえしが合うと思う。蔓草の仙人草は長さが必要だし垂れ下がるので行の高い竹能を使った。山均薬の実も近頃は栽培されているので季節には売られている。だがこのようなとりムロわせには少しそえるだけにした。花材仙人草(金鳳花科)おみなえし(女郎花科)山均薬の実(牡丹科)2

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