10月号
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(第三種郵便物認可1985年日月お日)桑原専慶流いけばなテキスト仰号2002年叩月1H発行(毎月1回1日発行)桑原専慶流家元発行定価五OO円おむすび作って日のl。」ケンチャンの小さなおにぎり。ホッホチャンがホ「ごはんまで大分時間があるから、このおにぎり、写真にとっとこうか、どおl」ケ「ええけどl、ナンでおにぎりの宜桑とるの。変なホ「まあ見てて」ホッホチャンは蔵の二階から稲を一束持っておりてきた。そしてその円の朝買ってきた赤のまんま。ケンチャンは何がはじまるのか不思議そうな顔。そして例によって稲と赤のまんまをいけているホッホチャンの横で寝そべって頬杖をついて見守っている。ホ「ケンチャン、おにぎり好きでしょ。おにぎりは何で作るの?」ヶ「ゴハン!」ホ「そしたらゴハンは何で作るの?」ケ「お米!」ホ「へl、よく知ってるのね。そんならお米は何から作るのか知ってるかな?」ヶ「??l」ホ「知らなかったでしょ。お米はね、これ。稲っていうの。この先に小さな粒が沢山ついてるでしょ。この粒の皮をむいたらお米になるの」ケンチャンは、おにぎりからお米までのつながりは知っていた。上出来かもしれない。ホ「宣言穴が終わるまで、おぢいちゃまの部屋へ行って、お米ができるまでのお話を聞いてらっしゃい」ヶ「チヨット待って。この赤いのお花か?」ホ「これはお花。赤まんま。小っちゃなお米粒みたいでしょ。ホッホチャンがケンチャンぐらいの頃、このお花を小さなお茶碗に入れて、はい、お赤飯といっておままごとしてたの。ケンチャンも、もっと小さいとき、ごはんのこと、マンマっていってたでしょ。だからこの花は赤マンマ」

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