10月号
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こんぼうアゲラトゥム(震香煎)別に紹介する必要はないのだが、た匂いがする揃とい、っ背叩味である。片仮名でカッコウアザミと書かれていると、烏の郭公に因んだ名前かと思ってしまうが、ちゃんと一塞香前と舎かれていると意味を調べて納得がいく。片仮名で書かれた植物名は発音できても意味がわからないことが多く出生もわからない。菊科のアゲラトゥム属に分類されているが、リアトリスや蝦麟菊に近い仲間である。もともと熱帯アメリカ原産の一年草だが、日本には一八六八年に渡来して、南円本では野生化している。又属名のアゲラトゥムとはギリシア語で「チ乞とらない」とい、品保で、切花として栽培されるようになる前は薬草だったのである。上にのび上がらせたレウココリネとはレウコ(白い)コリン(根棒)がその意味である。作例のレウココリネは淡赤紫色だが原種は淡い紫色で花の中心部が白い百合科レウココリネ属の花で南米が原産地である。この二種は共に南米原産の花なのでメキシコ製の赤いガラス器にのびやかにいけてみた。花材アゲラトゥムレウココリネ花器赤ガラス鉢と深皿こ・そ香下五前に玄といしいけうた。ア紫ゲ藤ラ科トのゥ在ム香はに和よ名くを謹似10

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